世界の組込みマザーボード及び産業用コンピュータのリーディングブランドであるDFI（2397）は、スマート交通市場に狙いを定め、NXP i.MX8Mを搭載する最新の低消費電力省エネ型車載システムVC900-M8Mを発表します。6軸センサー（IMU）も内蔵し、配車管理者の運転行為管理、モーションセンシング、緊急ブレーキ、衝撃検出をサポートします。同時に、トレンドマイクロ傘下の車用情報セキュリティ企業であるVicOneの車用ネットワークセキュリティソリューションも導入し、より強大な道路の安全と情報セキュリティのビジョンを確立しました。
車載エッジコンピューティング応用に向けた、NXP i.MX8Mを搭載する最新の産業用車載システムVC900-M8Mは、最先端の演算能力及び電源管理機能により、省エネを実現し、使用効率を向上します。このほか、VC900-M8MのARMをベースとする設計アーキテクチャはYocto Linux 2.5とAndroid 9.0に対応し、開発方面でより多くの柔軟性を提供し、顧客の特定のニーズに基づくソフトウェアソリューションのカスタマイズをサポートします。
DFI総経理の蘇家弘氏は次のように述べています。高効率且つ安全なスマート運輸システム（ITS）の構築は、スマートシティ発展の重要な一環です。VC900-M8Mは、VicOneの車用ネットワークセキュリティソリューション- xCarbonを導入し、車載通信ユニット（OBU、On Board Unit）により異常行為を検出した後、直ちにドライバ用ヒューマンマシンインターフェース（Driver HMI）に伝え、さらにシステムのバックエンドに報告し、コネクテッドカーと設備の通信を確実に保護するとともに即時に警告し、ハッカー侵入の防止並びに防御の目的を達成します。
VC900-M8Mの優位性は6軸IMU内蔵と1 x CANと4 x COMを組み合わせたポート、2 x USB 3.1 Gen1、1 x Micro USB (OTG)、2 x M.2 Socketを含む多種のI/O設定で、5G/4G、WIFI/Bluetoothに対応し、全方位の移動サービスを提供するのみならず、多種のセンサーと通信設備を統合しています。配車管理者は走行速度、走行距離、運転者の行為（加速、ブレーキ、カーブ）等、車両と位置のデータを即時に収集し、様々な応用に役立てることができます。例：車両保険の評価等。
同時に、VC900-M8Mは耐震・防塵・ファンレス設計をベースとし、-20～70℃の広温度性、9Vdc～36Vdcの広電圧性を具え、軍需品標準規格MIL-STD-810G及び欧州自動車電子電気機器指令E-Markの認証を取得しており、各種悪環境と異常気象のもとでも安定的に作動し、電気自動車と新エネルギー車の産業のニーズを満たすのみならず、自動運転車または電気自動車に交通効率及び運輸の安全をもたらします。
主な特色：
- NXP i.MX8M搭載
- 6軸センサー（加速度計3個+ジャイロスコープ3個）
- 豊富なI/Oポート：1 x イーサネット規格GigE、4 x COM、1 x CAN Bus、2 x USB 3.1 Gen1、1 x Micro USB（OTG）
- 広電圧性：9Vdc～36Vdc
- 広温度性：-20°C-70°C
- MIL-STD-810G & E-Mark認証取得
- 車載情報を保護
- Yocto Linux 2.5とAndroid 9.0に対応